【災害時「断水なし」を目指して!】

2022.02.08

~浄水場の強化策~

令和元年東日本台風で平浄水場等が浸水し、断水が続きました。

以下、現在の対策状況です。

■浸水した浄水場■

① 平浄水場(現在の状況)当座、1.6mのフレコンバック(大型の土のう袋)で、令和元年東日本台風並みの水害に耐えられるよう整備済み。

(今後の計画)令和4年度に用地買収、令和5年度から令和7年度までに浸水対策工事(コンクリート擁壁や土盛り堤防などの設置)を予定しています。

②法田ポンプ場(現在の状況)当座、1mのフレコンバックで、令和元年東日本台風並みの水害に耐えられるよう整備済み。

(今後の計画)令和5年度に浸水対策工事(コンクリート擁壁や防水板などの設置)を予定しています。

■将来の対応■

~市内各地区を融通する仕組みの整備~

①「中部配水池と水系幹線」を整備(令和10年度まで)し、北部地区から中部・南部地区の水道へ融通可能とすします。

②「泉浄水場」を更新(令和22年度まで)し、北部・中部・南部の水道を融通可能とする。→ 各地区の水系のいずれかで故障があっても、水の融通を可能にし、断水を起こりにくくします。

【補足】いわき市では、平成23年の東日本大震災時にも、中央台地区(市内南部の山玉浄水場等から送水)などが断水し、その解消に相当の期間を要しました。そのため、平・鹿島水系幹線を整備し、令和2年度には平浄水場から小名浜配水池系(中央台地区)へのバックアップが可能となりました。また、浄水場の浸水対策などの災害対策は、令和4年1月に策定した「いわき水みらいビジョン2031」(令和4年度~令和13年度)の取り組む事業として位置付けており、今後も直面する新たな課題に柔軟に対応することとしております。