●『災害死ゼロ』に向けて❗●先日も、大雨がありました。

2021.08.20

●『災害死ゼロ』に向けて❗●

先日も、大雨がありました。
一昨年の台風19号でいわき市の災害死は9名(関連死含め12名)。
平時に、いかに備えられるかが重要。
備えあれば憂いなし、ではなく、「備えあった分だけ憂いなし」です。それには、倉敷方式、郡山方式が参考になります。以下、述べます。

(倉敷方式)
数年前の西日本豪雨。一晩で50名以上の死者が出ました。
多くが、お年寄りなどの逃げ遅れ。
それを猛省し、
・逃げ遅れそうな要支援者を完全把握、
・若者と高齢者や要支援者が、LINEでつながり、
・大雨などを想定し、誰が誰を救うまで決めて、頻繁に逃げる訓練をしている。
・物資も地域内で分担を決めて、確保。

(郡山方式)
台風19号の反省を踏まえ、
・浸水マップ、内水マップ、垂直避難マップのリバイスを、公民館単位で議論。
・各マップを、最近の急速な温暖化に併せてリバイス、
・3つのマップを市民が議論して、分かりやすい1枚に仕上げる、
・その際、逃げる方法やルートも議論している。

全てのいわき市民に問います❗

大震災、台風19号であれだけの犠牲が出ながら、その反省を踏まえた取り組みが進んでいますか?
いわき市には、公的資格である「防災士」が743名います。これは財産(人財)です。
それら「防災士」の皆さんに、各公民館(地区)を分担いただき、倉敷方式・郡山方式のような本番さながらの対応が、平時に進んでいかなければなりません。

それがないと、次の水害で、また、1からのやり直しとなります。
避難所運営、災害ごみ処理や、罹災証明の認定、発行なども全てそうです。

次の災害に向けては、平時に、役所の指揮の下で、防災士の力も活用した「市民協働」が絶対に必要です!
平時に準備出来なければ、有事にうまくいくわけがありません‼️