【防災力・強靭化にむけて】

2021.10.17

【防災力・強靭化にむけて】
    ~防災士養成講座・開会式~

開会式で、以下、ご挨拶申しました。

①特に、参加者に向けてのお話

防災士には、地区の自主防災組織の核として、ご尽力を賜わりたい。
今回、防災力強化に向け、地域の代表の方がご参加されている。

65人の消防団や自主防災組織の方が参加。9名の女性も女性消防クラブから参加。(災害時に、女性支援・女性の視点からも、とても重要。)

市主催の本講座(平成27年度より)でこれまで304名が防災士認定。
それ以外も含めれば、市内では748名が認定。
参加者全員、認定を祈念しています。

②防災体制の強化へ

町内会ごとに、既に、自主防災組織が400か所が設営。残り100か所の設営に向けて促してまいります。
この自主防災組織を中心とした防災体制の強化が必要です。

そして、令和元年東日本台風での被災地などをモデルに、先ずは、先進的な防災モデル地域を構築したいです。

さらには、広域であるいわき市の特性を生かし、地域ごとに、災害時に協力し合える仕組みが必要です。
(例:平窪が被災した場合に小名浜が支援、小名浜が被災した場合は平窪から支援、といった協定)

③市としての最近の取り組み

常設避難所を増設(45⇒79か所へ)、一時避難所は125まで増設。
災害用トイレ66基整備。
市民向けの防災用Yahoo!アプリに、市民が7万人登録。 
防災ラジオ貸与(75歳⇒65歳以上へ)

その後、公務の許す範囲で、講座を傍聴しました。

東北福祉大・水本匡起教授から、風水害・土砂災害の備えについてお話を伺いました。

近年、情報過多で、情報に頼りすぎるあまり、自分自身の即断即決で自主的に逃げるような行動が減ってきている近年の傾向について、データに基づくお話がありました。