【クラスターの情報開示について】

2021.08.09

【クラスターの情報開示について】
※ 長文失礼します。

市役所の皆さん、頑張っておられますが、更なる改善に向けた意見です‼️

いわき市内でクラスターの拡大が止まりません。
ここ数日、1日あたり40~70名前後で、新たな感染が発生し続けています。

クラスター撲滅のためには、何よりも、「適切な」情報開示が鍵です。
現状、新聞などでの情報開示の内容として、「クラスターの数」とか、「感染者の数」という数値に限定した公表となっています。

しかし、大切なのは、「クラスターを拡大させないための情報」です。

例えば、学校の学童でのクラスターであれば、参加者とその濃厚接触者の範囲が特定されています。
したがって、対処がきちんとできていれば、学校名の公表までは必要ありません。感染可能性の範囲が特定されているわけですから、その旨をきちんと知らせればよいのです。
一方で、学童のどういうケースで発生したかという事例を、留意点として、他の学校の学童に共有していくのは大きな意味があることです。

別の例として、イベント施設で、不特定多数の感染でクラスターが発生しているような場合。
その場合は、感染可能性の範囲が不特定なわけですから、イベント名や施設名を公表し、イベント参加者に無料PCRの検査を呼び掛け、行動制限を訴える、ということが重要です。

つまり、少しでも感染可能性のある人に、しっかりと注意点を周知して、検査もして、クラスターを広げないことが必要なのです。

そうした情報開示がないと、感染可能性のある人が、市内の津々浦々で活動し、感染を更に広げる可能性が大きいのです。

クラスターに関する情報開示について、扱いが慎重になりすぎて、冒頭で述べた「クラスターの数」とか「感染者の数」といった無難な情報開示だけに限っていると、「市民の次の適切な行動」につながりません。

肝心なのは、市民に「どういう行動を促す」のか、という観点での「情報開示」だと実感します。
(それが現状ないために、現状では、ネット上で、憶測やデマも含めて、いろんな噂が飛び交い混乱する状況になっています。)

適切な情報開示で、市民に、次の適切な行動を促すことが、クラスターの終息につながっていくのです。