【私が作った『産業政策』その②】

2021.07.01

【私が作った『産業政策』その②】

文部省の係長時代、産業界の皆様や、通産省や科技庁と議論を重ね、「技術者教育認定機構」を立ち上げる。
これは、大学の産業界と結びつきが強い分野(工学・物理・化学・建築・農学など)の必要レベルの基準を作り、審査・認定する機関です。

産業界の皆様が求める水準(プログラム内容・学習時間)を定めました。
認定を受けた大学の卒業者には、公的資格の1次試験を免除したり、就職の際、配慮できるようにしました。

世界では、欧米諸国が「ワシントン協定」という同様のルール(認定の仕組み)を定めています。
その認定を受けた大学の卒業者は、世界で信用を得ることができます。
そして、「技術者教育認定機構」の認定大学の卒業者は、「ワシントン協定」と同様レベルとされ、日本の技術者が世界で活躍できるようになりました。

こうした仕組みでグローバル化が達成できた時代、コロナ禍では、各地域でローカルに何ができるのか?という視点が必要な時代になりました。
これからは、地域の強み、独自性をどう作るかという政策が必要です!

日々、市内の産業界の皆様から、現状、課題をお伺いしています。